週末の午後になると「今日はどこに飲みに行こうかな」とウキウキしてくる人も多いと思います。
会社の同僚と飲んだり、合コンをしたり、デートをしたり、お酒を飲むシーンはさまざまです。
お酒を飲む場所の定番と言えば「居酒屋」ですね。
居酒屋に行けば、お酒はもちろんご飯も食べれて、騒いでもOKだし、価格も安い。
じゃあ、なぜ街にバーがあるのでしょうか。
新宿にバーは何軒あるか?
新宿にある居酒屋の数(食べログ):1,290件
新宿にあるバーの数(BAR-NAVI):188件
バーの数は居酒屋の数に対して約7分の1。
けっこう多い。
なぜそんなにバーがあるのだろう。お客さんのニーズって?
バーは誰の為にあるのか?
なぜバーが必要とされているのか。
それは逆説的に言えば「居酒屋にできない事ができるから」。
居酒屋は大人数で盛り上がる場所。気持ちを外側に向けて発散する。
対してバーは少人数、または1人。
口数は少なく、ゆっくりとお酒を味わい気持ちを内側に向けていく。
頭の中の整理や悩み事の自問自答や(相手がいれば)相談が行われる場所がバー。
バーは止まり木であり病院である。
あるバーテンダーは「バーは心の病院。疲れた患者を癒やす場所」と言います。
バーテンダーが出すお酒は、患者(客)の状態を見て処方される薬というワケ。
今日もたくさんの人がバーに訪れます。
疲れた羽を休め、帰る頃には表情が変わっている。
いかがでしたか?
街に多くのバーがある理由がわかったと思います。
今日の最後は、漫画「バーテンダー」の主人公 佐々倉溜の一言で締めたいと思います。
「世の中には絶対にお客を裏切ってはいけない仕事が医者ともう1つ」
「それは、バーテンダー」
「どたらも処方(レシピ)ひとつで毒にも薬にもなるものを売っているから」
次回は7/22(金)に公開予定「バーテンダーって何をする人?バーテンって呼んじゃダメなの?」です。