何かを学ぶ時、漫画で読むのが一番良いですね。
楽しみながら勉強できます。
Diazの花さんに「バーテンダーの漫画ってあるの?」と聞くと「ありますよ」と言われ、オススメの漫画を借してもらいました。
「バーテンダー」という、そのまんまなタイトルです。
漫画に関してよく言われるこんな言葉があります。
「1話目には作者の言いたいことが全て描かれてる」
果たしてそうなのか、1話目のダイジェストを紹介します。
(興味を持ったらぜひ続きを読んでみてください)
「優しい止まり木」
これが1話目のタイトル。
物語はバーのシーンからスタート。
雑誌記者の来島美和は落ち込んだ様子で「ここもダメか」とため息。
どうやら新しくオープンするホテルのバーで働いてくれるバーテンダーを探しているようだ。
嫌味な上司に与えられた難題に落ち込んでいると、隣りで飲んでいた佐々倉留(主人公)と出会う。
持っていた雑誌で留がヨーロッパのカクテルコンテストで優勝したバーテンダーだと知った美和は留に頼み込むのだった・・・。
後日、美和に強引に連れて行かれた先は、オープン前のホテルのバー。
留を含めバーテンダーが4人。
これから嫌味上司の試験が始まるようだ。
対決する展開、しかも相手は嫌味な奴。王道ですね。
1人目のバーテンダーはマティーニを作るが「俺は今空腹か?腹一杯か?」「相手の胃袋の状態も知らずに強い酒を作るな」と一蹴。
2人目は突然「プースカフェで作れ」と指示を出されとまどい、少し混ざってしまいアウト。
3人目がそつなく腕を披露したところで、嫌味上司は「こんなもんか(こいつでいいか)」と心の中で思う。
最後は留。主役はやっぱりトリです。
留は嫌味上司にいきなり質問から始める「世の中に絶対に客を裏切ってはいけない職業が2つ。1つは医者。もう1つは?」
困惑する嫌味上司に「それはバーテンダー。どちらもレシピ次第で毒にも薬にもなるものを作っているから」。
そう言い放った留が作ったお酒はなんと「水割り」。
憤慨する嫌味上司。美和も困惑。
「こんなもの」と怒りながら留の水割りを飲むとハッとする嫌味上司。美味しいのである。
留に問い詰める嫌味上司。
留は「疲れたお客様がいる。ホテルのオープンを前にストレスが溜まっている。そんな人の為にギリギリまで薄めた水割りを作った」と話す。
留は嫌味上司のおかれた状況を会話もせずに理解し、作るカクテルを変えたのだった。
そして留の最後の一言はバーテンダーという言葉の意味。
「バーは木、テンダーは優しい。バーテンダーは優しい止まり木です。」
と、こんな感じで第1話は終了しました。
面白かったです。
名言が2つも登場し、作者の城アラキさんが言いたい事がこの1話に描かれていたと言えそうです。
僕はバーテンダーの世界、言葉の意味を知って続きが読みたくなりました。
漫画バーテンダーを読めばお酒を楽しく、おいしく飲めるようになりそうです。ぜひご覧あれ。